金型を修正せず材料変更で樹脂部品の可動不良を解消

樹脂材

お客様の課題

組付け後に左右へ動く樹脂部品において、動きが悪いという課題がありました。現行品は量産工程にあり、対策に時間をかけられない状況でした。現場では一時的にグリスを塗布して対応していましたが、工程に時間がかかることが問題となっていました。また、可動部は緩すぎても硬すぎてもいけないという、非常にシビアな精度の確保が求められていました。

当社からのご提案

現行図面は部品同士が接する「ゼロタッチ」の設計であり、金型修正には1000分の1ミリ単位の調整が必要でした。削りすぎれば緩くなり、再度盛り直すリスクも大きいため、金型には手を加えず、滑り性の良い材料への変更をご提案しました。これにより、金型修正のリスクと時間を回避しながら、必要な可動性を確保することを目指しました。

プロジェクトの成果

試作の結果、緩すぎず硬すぎない最適な動作を確認できました。金型を修正することなく材料変更のみで対応したため、量産ラインを止めることもありませんでした。グリス塗布の工程も不要となり、お客様が抱えていた納期と品質、さらには生産工程の課題を、最小限の工数で同時に解決することができました。